パクりはいけないものと考えるのが一般的です。
作品をパクって公開したり、コピー&ペーストでそのまま使用したりトレースしたりすのは著作権法や商標登録などにも違反し、見つかるとネット上でもたくさんの批判を浴びることになります。
しかし、パクリというものは人が生きる上で必要不可欠です。
著作権法や商標に違反してしまうことはNGですが、それ以外に関してはパクったほうが良い部分もたくさんあります。
パクりは一般的にマイナスイメージを持たれがちですが、世の中のほとんどの事象はパクりから成り立っています。
今回はパクったほうが良いことと、その理由について解説していきたいと思います。
赤ちゃんは真似ることで言葉を覚える
生まれたばかりの赤ん坊にみなさんはどのように接しているでしょうか。
大抵の親は自分のことを指さして、「パパ」「ママ」「お父さん」「お母さん」のように赤ちゃんに言わせようとしているはずです。
これこそが「真似」なのです。
真似する=パクるということは学習に必須ですし、すべての学問は先人が学んだことをパクっているため成り立っています。
余談ですが、外国人力士の日本語能力は堪能です。
日本語は世界的に難易度が高い言語として知られていますが、なぜこんなにも流暢に外国人力士は日本語を話せるのでしょうか。
外国人力士はスカウトされ見知らぬ土地である日本にきます。日本人メジャーリーガーと違い通訳はいません。
「おはよう!」と話すと「おはよう!」と真似ます。直観的に真似をして翻訳という余計なものを経由していないので理解力が早いのです。
成功者の行動をパクる
成功者はYouTubeなどで今までの体験を公開していることが多いです。
成功しているという人が言うことは間違いありませんので、成功者が行ってきた行動をパクるとパクった側はとても大きな成長をすることが可能です。
ビジネスなどでも、成功者の軌跡を辿る(=パクる)ことで成長速度が著しく上がります。
私はプログラムを書くとき、ネットや他のソースからコードをコピペして変数名などを改造して時間短縮をよくやります。
動作実績があるプログラムからパクってくることで自分の実績にすることも可能です。
本質的な部分を理解できる
とりあえず成功した人の行動をパクってみましょう。
すると「この行動は本当に意味があるのか?やっても無駄なんじゃ?」という疑問が浮かんでくるはずです。
しかし、とりあえずパクって行動してみるとその行動に対する本質的な部分が見えてきます。
実際に行動して見えてくる部分も多いので、騙されたと思って疑問に感じる部分も行動してみるのをオススメいたします。
付加価値をつけるとパクりではなくなる
私のようなブロガーはブログ記事を書き始める前に、似たようなサイトをググり調査します。
調査した上で自分の記事で足りていない部分を盛り込んだりして、内容を網羅しています。
当然言い回しなどをパクっている部分も多いです。しかし、私の意見や体験したことを踏まえて記事を書いているのでパクってはいるるものの、パクりではありません。
日本の歴史を振り返ってみると、ポルトガル商人が日本人に火縄銃2丁を売り、後に大量に売りつけようと来日しますが、そのときには購入した火縄銃を真似て「種子島銃」と呼ばれる日本式の高性能な火縄銃が開発されていた歴史があります。
単なる劣化コピーは批判の的になってしまいますが、火縄銃の高性能化のような付加価値をつけるとパクりではなくなります。
まとめ
パクるということにも「良いパクり」と「悪いパクり」があることを認識しておきましょう。
「悪いパクり」は社会的な地位も下がり批判の的になりますので絶対に行ってはいけません。
逆に「良いパクり」は自分自身の成長の手助けをしてくれるため、将来の自分を良い方向に変えることも可能です。
「良いパクり」と「悪いパクり」 をきちんと見極めて、「良いパクり」を実践することで豊かな人生を歩んでいきましょう。
プログラムかいてるときコピペないと詰みます