ワンマン社長に困り果ててはいませんか?
仕事が抱えているのに急に呼び出されたり、会社のお金を社長の豪遊に使われたりいろいろ吐き出したいものがあるのではありませんか?
結論から言いますと、経験さえ積んだらすぐに転職すべきだと思います。
今回はワンマン社長の特徴とそれにより起こりうる弊害と転職すべき理由について記載していこうかと思います。
なぜワンマン社長になってしまうのか
会社を作ったのが社長だから
会社を興したのは普通は社長ですし、社長は会社のトップですので当然ですが社長は一番社内で偉い立場にあります。
そのため、「俺が作った会社だぞ」と社員の意見を通さないことも可能なのでワンマン社長になりやすいです。
中小企業の社長はワンマン社長になりがち
中小企業ですと、大手企業のように株主などから圧力が全くありません。
社員を雇えるということはある程度実績があるという証拠になりますので、「俺がここまで会社を大きくしたんだぞ」とふんぞり返ってしまう可能性が高いです。
ワンマン社長の弊害
ワンマン社長になるとどのような弊害があるのかをまとめました。
社長に意見を言える人がいない
ワンマン社長に意見を言っても、ゴネられます。
ゴネられてしまうので意見を言うのも面倒になってきます。当然、社員は社長に意見をするのが無駄だと感じてしまい、結果的にブレーキがきかなくなった車のように勝手に突き進んでいきます。
つまり、社内にストッパー役がいなくなるということです。さらにタチが悪いことに失敗したら社員のせいで成功したら社長のおかげになります。
イエスマンが増える
社長に意見を言える人が少なくなってしまうため、自然と「イエスマン」が増えてしまいます。イエスマンが増えてしまうと社長が何か不正をしたとしても見逃してしまいがちです。
社長が不正をしていたら・・・。あとはどうなるかわかりますよね?
その火の粉が社員まで降りかかってくる可能性があります。
給料が上がらない
ワンマン社長が一番に優先することは「社長自身の利益」です。
そのため、いかに人件費や経費を抑え自分のお金を増やすことしか考えていません。
必然的に社員の給料が上がりません。上げてくれと交渉しても何かしら文句を言われて実現が難しいです。
みなし残業になる
みなし残業は最初から基本給に残業代40時間含まれているというシステムです。
「みなし残業があるから」と言って休日出勤しても手当がなかったり、40時間を超えた時間作業しても残業代がつかなかったりするので社員としては仕事を抱えれば抱えるほど損になってしまいます。
これが原因で社員はいかにサボれるかを考えてしまいがちです。
社員のやる気がなくなる
給料は上がらない、サービス残業は当たり前となってしまうと当然仕事に対する「やる気」はなくなってしまいます。
やる気がなくなるということは生産性の低下やサービスの低下に繋がります。仕事のスキルは日を重ねるごとに高くなっていきますが、給与とだんだん釣り合わなくなってきます。
そして、本来のポテンシャルを十分発揮しないまま業務時間が過ぎていくという悪循環が生まれてきます。
離職率が高い
給料は上がらない、サービス残業に加えやる気まで失われると次にとる行動は「退職」です。
離職率が高いと当然1人あたりの仕事量が増えて手が回らなくなってきます。そして辞めにくくなるという負の連鎖が生まれてきます。
ワンマン社長の下で1人辞めてしまうと連鎖的にたくさんの人が辞めてしまう傾向があります。そのために残された人がとても大きくなり辞めたくても辞められない状況になってきます。
最近は「退職代行」というものがでてきて、依頼するとあと電話に出なくて済むというサービスまで誕生しています。退職したいけど退職できない人は是非退職代行を使ってみましょう。
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実際にあったワンマン社長の特徴
私が実際に経験したワンマン社長の特徴を書いていこうと思います。
見栄っ張り
非常に見栄っ張りで、身に着けているものは高級です。まあ、そこまでは良いです。
ですが、中小企業なのに女性秘書をつけたり、実際に会社の利益にならないのに内閣総理大臣に会いにいったりなどとにかく見栄っ張りでした。
会議中にいきなり「秘書を雇いました」と言われたときには社員全員が「えっ?」と目が点になっていました。
そして重役はそのワンマン社長のことをこのように言っていました。
「バブルの残党」
だと。
私も急に社長に呼ばれて社長の元に向かったことがあるのですが、行ってから呼ばれた理由がわかりました。
それは
美容師との合コンでした
ちなみに社長は当時50歳を超えています。
接待が多い
とにかく接待が多いです。
実際に私がいた会社の社長を金づるとしか見ていないという人がけっこういたような印象でした。
その接待費はどこからでてくるのでしょうか?もちろん社員が生み出した利益からです。
そして、接待したわりにバックがなくただ接待費を使っただけという散々なものが多かったです。いつも社員は社長に対して不満爆発でした。
手柄は社長のおかげ、損失は社員のせい
売り上げが良かったときは
「俺がいろいろ手を回したから売り上げが良かった」といいます。
売り上げが悪いと
「お前たちちゃんと真面目に働いているのか」と罵倒してきます。
「社長はパソコンでソリティアしているだけで、いつも社員がお金を会社に入れているだろ」とどれだけの社員が思ったことでしょうか。
非常にタチが悪いし、社員個人への評価にも繋がりません。
経費はポケットマネー
よく「がんばったらポケットマネーボーナスからだすよ」とか「損失はポケットマネーで埋めておいた」などとポケットマネーという言葉を言うのですが、それ、会社のお金ですから!
社長が乗っている車が社用車扱いなのはまだいいとして、実家の庭の手入れのお金を経費でやっているのはちょっとイラっとしましたね。
自分の意見は絶対
社長の意見は絶対です。反論したところで話題をすり替えられてしまいますので、反論するだけ時間の無駄になってしまいます。
当然ながら「はいはい勝手にどうぞ」と思うようになり誰も意見しなくなります。イエスマンの増産ですね。
おもいつきで行動
おもいつきで行動します。利益になりそうなことを思いついたらすぐに行動することは悪いことでは決してないのですが、ワンマン社長の場合、
一切社員に相談しません。
そのため、いきなり勝手に経費を使われたとか聞くので社員の不満を買います。ちなみに私がいたころは思いつきが良い方向に転がったことはありませんでした。
言っていることが毎回違う
ワンマン企業に入社したての頃、毎日深夜まで仕事していたのですが
取引先に対し「社員を過労で潰されて黙っているほど俺は人ができちゃいねえんだ」と文句を言ったときは正直感動しました。
ですが、パフォーマンスだったっぽいです。実際は利益が上がらなくなると過剰に働かせます。出張先のホテルで別案件を無給でやらせるとか普通にやっていました。
日当や交通費をケチる
取引さきから日当や交通費分の金額を請求しているのにも関わらず、経費を節約しろといって残りは社長の豪遊に飛んでいっていました。
大手企業では1日のホテル代の金額が決まっていて、安いホテルに泊まると差分が自分にバックになるというシステムを取っている会社もあります。
これとは真逆な行動をとっているのです。
日当についても500円でした。通常は2000円くらい出張の日当はつきます。
ワンマン社長対策
どうでもよい呼び出しには応答しない
なにか急用で呼ばれているのかと思えば、どうでもよいことで呼ばれることがあります。
そしてその分持っている作業ができずに手当がでない休日出勤をするはめに・・・。
ということで、絶対に無駄だなと思ったら理由をつけて応答しないのが得策です。
労働した内容を記載
労働した内容をメモしておきます。ワンマン社長の会社はブラックな可能性が高いので労働基準監督署にいく場合もあるからです。しかし、労働基準監督署は証拠がないと動いてはくれないのでそのためにも労働した内容をメモしておきましょう。
また、社長の理不尽な発言に対してボイスレコーダーで録音するのも効果的です。オススメはペン型のボイスレコーダーです。
取引先と仲良くなる
取引先と仲良くなると、次の職場で有利になることがあげられます。
転職先が同業他社である場合、顔なじみであるためすんなり話を進めることが可能です。
もう1つはワンマン社長にダメージを与えられることです。役職もちの人は現場を見れていない人が多いので現場の人がどうしたいのかまで当然見れていません。
「〇〇さんがいるからこっちと取引する」と言わせられたら元居たワンマン社長にダメージを与えることができます。
さっさと転職する
転職してしまえばワンマン社長の重圧に耐える必要もありませんし、特にこれからも関わる機会がないです。
一番無難な選択ですが、現場が忙しくて退職できないかもしれません。そのときは退職代行です。
まとめ
勤め先がワンマン企業だったら、社長しか幸せになりません。
給与が上がる見込みがなく、十分にスキルが手に入ったのであればソッコーで転職するべきだと思います。逆に経験が浅い場合は2年くらいは頑張ってみたほうがいいかもしれません。
このように社員の入れ替わりも激しいので、社員教育も雑になりがちです。
私が以前いた会社は取引先から「素人集団」と呼ばれたこともありました。それに対し社長が怒っていましたが原因は社長です。
ワンマン社長がいる会社に長くいるということは、社長に搾取され続けるのと同義です。
スキルを身に着けたらもっと良い環境を探しましょう!
ワンマン社長がいる会社はとにかく入れ替わりが激しいです