ネットゲームに依存してしまうと、学校を休みがちになってしまったり仕事に集中できなかったり将来に不安になってしまったりいろいろ悩んでしまうことがあると思います。
今回はドラゴンクエストⅩ(以下、ドラクエ10)を例にネットゲーム依存になってしまう理由と対策方法を書いていきたいと思います。
承認欲求による依存
ドラクエ10などのオンラインゲームにはたくさんのプレイヤーがいてたくさんのプレイヤーと一緒にゲームを楽しむことができます。
承認欲求による依存は以下の2つが挙げられます。
- 見栄による依存
- 別媒体による依存
見栄による依存
ドラクエ10などほとんどのMMORPGではレアな武器や防具があり、それを装備することによってドヤ顔をすることができます。
そのレアな武器や防具を装備するために日夜たくさんのモンスターを狩ったり、アイテムを拾い集めたりたくさんの時間を消費してレアアイテムをゲットしていきます。
見栄を張るために昼夜問わずゲームしまうことになります。
レアアイテムの他にも強力なボスなどの討伐タイムで承認欲求を満たすことができます。ドラクエ10では強いボスを倒すと「称号」を貰えます。その称号をプロフィールで他人から見れるように設定してドヤることができます。
ちょっと逸れますが強いボスを倒した称号はパーティに誘う際に「上手なプレイヤー」認定されるので誘われやすいです。
別媒体による依存
TwitterなどのSNSをして他プレイヤーと関わることが可能です。実際私のドラクエ10用のTwitterアカウントはそこそこ多いです。(今は使用してませんし公開するつもりもありませんが)
Twitterを使うといち早くゲーム内の有益情報を得ることができますし、ゲーム内のネタで盛り上がったりすることも可能です。
ゲームブログを書いている人もいます。当ブログはドラクエブログではありませんのでブログランキングなども参加していませんが、ドラクエ10のブログランキングの上位になってくるとめちゃめちゃアクセス数が多くなります。
SEO対策も特に必要なくブログを見てくれる人が多いのでブロガーの入門としてはうってつけだったりもします。(コメント欄の民度は低いですが)
ブログでアクセス数が稼げるので収益化できる人もおり、副業としてドラクエ10をやっている人も中にはいます。
以前、本業でドラクエ10のブログをしていた人もいましたね。
フレンドといるのが楽しい
フレンドといるのが楽しいのが一番の依存になってしまう原因だと思っています。
仲の良いフレンドが全員落ちるまで寝ないでプレイすることもよくありました。
親切な人が多い
オンラインゲームはインターネット環境が必要であるため小さい子供の参入ハードルは少し高いです。というかドラクエ10は40代の人がメチャメチャ多いです。
ですのでプレイヤーも大抵は親切丁寧に対応してくれる人が多いです。
学校や職場でいじめられていてもネットゲームの中はあったかいです。誰も自分を否定きません。否定してくる人はBAN(アカウント停止)されます。
似たような境遇な人が多い
ゲームで学校の出席日数が足りなくなったとしても、ゲーム内に似たような境遇の人がいると妙な安堵感があったりします。
しかし、自分自身にとって出席日数が足りないことはデメリットしかなく将来なりたい職業への道も閉ざされてしまう可能性もでてきます。
他にも、結婚しているのに家事もやらずドラクエ10で相方(ゲーム内での交際相手)と遊んでばっかりな専業主婦もたくさんいますし。
人間観察が面白い
オンラインゲームで一緒に遊んでくれるキャラクターの中にはかならず「現実の人」が存在します。
そのため人が集まる場で「人間観察」をするのが結構楽しいです。(私だけかもしれませんが)
ドラクエ10だとパーティの募集や、チームの募集、ダイスによるギャンブルなどいろいろな人が誰でも見えるチャットで呼びかけています。
募集方法も特徴があったり、他人の雑談に耳を傾けるのも面白いです。
プレイヤーイベントがある
ドラクエ10だとプレイヤーイベントがあります。
プレイヤー同士が特定のサーバーに集まってイベントごとを行います。司会担当の人が音頭をとっていろいろあります。
既存のギミックを工夫して演出したり、チャットによる一発芸だったり大喜利だったりとても種類が豊富です。
女優の加藤夏希さんも参加しているドワ子集会も凄く人気ですよね。
出会い系の場でもある
ドラクエ10の闇が深い部分があるんですが、欲求不満の主婦がかなりいます。
オフ会で会ったりすることもけっこうあります。(私は田舎なので全くないです。同年代のおっさんとならよく会います)
なのでそのような目的でドラクエ10をしている人も一定数います。
ネトゲ依存を克服するためには
これまでネトゲ依存をしてしまう原因を書いてきましたが、ここからはその原因から依存状態を解除するためにどうすればよいのかを考えていきましょう。
承認欲求による依存について
レアな武器や防具をゲットしても次のアップデートでさらに強いアイテムがでてきたり、ドロップ率が調整されてレアではなくなってくる可能性が限りなく高いです。
オンラインゲームの運営側はプレイヤーを飽きさせない工夫が必要になってくるため、アップデートで徐々に強いアイテムをだしてきます。
「今までの苦労はなんだったの?」という感じになります。今まで「最強武器」だったのが「ゴミ武器」に成り下がります。
討伐タイムも同様に強い武器がでたりレベルの上限が増えたり、特技の仕様がかわったりでかなり変化します。
ドラクエ10で例えるとジェルザークは実装当初魔法使い構成だったのにまもの使いのムチ強化によりムチが主体になったとかあります。
フレンドによる依存について
ゲーム内のフレンドはみんな親切で自分を否定する人と特に関わる必要はありません。
ドラクエ10の場合月額料金払ってプレイしてるので面倒な人と関わらずすぐブロックできるので安全です。
そんなやさしいオンラインの世界ですが、時間という代償を支払っています。
ドラクエ10のフレンドは現実世界で困ったときにアドバイス以外の手をかしてくれますか?本当に一生ものの友達ですか?
中にはドラクエ10で知り合って結婚した人もいます。(逆にドラクエ10で家事しなくなって離婚したパターンもありますが)
私の経験上、1か月ログインしていないフレンドがいても特に気になりません。1年以上ログインがなく引退したと思われる人にも別に何も感情がわきません。実際その程度です。
自分がログインしなくなって寂しがるとかほぼありません。ログインしないから寂しくて涙で枕を濡らす人なんて絶対にいないと思っています。
つまりネットゲームの関係なんてそんなもんです。
ログインしなくなっても誰も気にもとめなくなります。
筆者が実践したこと
私はドラクエ10の廃人から脱出するかなり前から、本当に自分がやりたいことをやれていないと思っていました。
しかし、なかなか引退できずにいました。
とりあえずドラクエ10を1か月ログインすることをやめようと決心し、そのログインしない期間にオフラインゲームであるドラクエ11をガチでやっていました。
ドラクエ11を1か月もやってしまえば競争する相手もいないし、自己満足がいくところまで進めると自然に飽きてきます。
そうすると、もう他の人に追い越されてフレンドも結構切られているんだろうなとログインが怖くなります。
ログインが怖くなったので依存が完全になくなりました。
つまり、
依存を解消するためには、ログインしない代わりに自分の好きな趣味に全力になるといい!
ということを理解しました。
オンラインゲームをいったんとめて1か月間シリーズもののアニメやドラマを全部みたりとか工夫が可能です。やみくもにやめるだけでは気になってすぐオンラインゲームに戻ってしまいます。
毎月漫画がタダで1冊読める分のポイントももらえるしUNEXTがコスパ最強です。(映画・ドラマの他にも同料金でアダ(ryも見放題だよ!)
まとめ
ネトゲ依存を克服するには
- レアアイテムはゴミになる
- フレンドは薄っぺらい関係
という認識をもち、
1か月ログインせず別の好きな趣味に没頭することで洗脳が解けてきます。また、新しい自分を見つけることもできます。
私も完全にドラクエ10を引退したわけではなく、たまにフレンドと遊びにいったり、配信されるストーリーを進めたりたしなむ程度で遊んでいます。
毎日はログインしていませんし、レベルを上げることにも必然性を感じなくなりました。
ドラクエ10自体はとても楽しいゲームなので、プレイ時間などには気を付けて遊んでくださいね!
オフライン版も発売されますので「オンラインゲームはちょっと・・・」と思う方は是非あそんでみてください。
ドラクエ10をやらなくなったのでストリートファイター5にはまりました。