私はドラクエ6がかなりドラクエのナンバリングで好きです。世間では他ナンバリングに比べてドラクエ6はつまらないという人が多いですがそれを全力で否定していこうと思います。
初めてやったドラクエはファミコン版のドラクエ2なので初めてという思い出補正などはありません。きちんとFC版ドラクエ3、ドラクエ4 そして、SFC版ドラクエ5もきっちりプレイしています。
おっさんであることがばれてしまいますね。
ドラクエ6がつまらないと言われる理由
ドラゴンクエスト6がつまらないと言われる理由を上げてみると
- ストーリーが難解
- 転職によりキャラの個性がなくなる
- リメイクによる改悪
という意見が多いですね。
それぞれを私の視点で分析してみましたので、全力でドラクエ6の魅力をお伝えしていきます。
以降、ネタバレありで説明していきますのでご注意ください。
ストーリーが難解だからつまらない?
ストーリーが難解というのはスーファミのROM容量の関係でカットされているシナリオがあったという話がありますね。
カットした部分は「笛とドラゴン」のシナリオらしく、ドラクエ6の主人公一行が魔王ムドーの城に向かうときにミレーユが笛を使ってドラゴンを呼びます。しかし、シナリオ中に笛とドラゴンの説明は一切ありませんでした。
ですので若干の説明不足感は否めないような気はあります。
物語の序盤では「魔王ムドー」の討伐という目的が明確になっていますが、ムドー討伐後は目的が不明確な点がちょっとわかりにくいです。
そのため、「ドラクエ6はムドー討伐まで」と揶揄されることもあります。
きちんとキャラクターのセリフを読めばわかるのですが、ムドー討伐後は失われた主人公の本体を探すことを旅の目的としています。
主人公の本体を見つけて合体するシーンなんて主人公かっこよすぎて震えましたね!
主人公の体を求めながら伝説の武具を集めていくのですが、なんで伝説の武具を集める必要があるのか目的がハッキリわかりません。ムドーやジャミラスを倒しても世界が平和にならないのは黒幕がいるという情報があるから、なんとなくそれを倒していくんだろうなあという感じでシナリオが進んでいきます。
伝説の武具を全部集めたら聖なるほこらでスイッチを押してヘルクラウド城と戦闘になります。主人公一行達ってなんで聖なるほこらに行くんでしたっけ?
ドラクエ6のコンセプトが発見ということもあり、伝説の武具の入手順は自由ではありますがちょっと自由すぎちゃってわかりにくいですよね。ガンディーノの城ではイベントさえありません。まほうのじゅうたんを攻略情報なしで探すの大変でしたね。
聖なるほこらに行ったあとにデュランを倒し、ゼニスの城に行くことでようやく目的がハッキリとしてきます。その後の魔界でもわりと曖昧なシナリオが続きます。
このようにムドー討伐後に何をしたらいいのかがわからなくなっています。自由度が高いと目的がたしかに曖昧になってしまう部分があります。
ここまで少し否定的な部分を話しましたが面白い点としては上の世界と下の世界のどちらにもレイドックと城があり、上の世界でレイドック城にきてと言われて行ってみると下で待ってるって書かれている部分など気付くと「ハッ」となるのが凄く楽しかったです。
先述したとおり主人公の合体シーンは必見です!
シナリオの楽しみ方としては上の世界が夢の世界とわかると下の世界の住民とリンクしてる部分などを見つけていくと良いと思います。
個性がなくなるからつまらない?
ドラクエ6ではムドー討伐後にダーマ神殿が復活し、職業によって強力なじゅもんや特技を覚えていくことができます。
逆にいうと全キャラ鍛えると全員同じじゅもんと特技を覚えてしまうわけです。職業で覚えられないのは「へんしん」「ルカニ」「ベホマズン」くらいでしょうか(SFC版はおもいだす系特技も)
普通に進めているとラスボスのデスタムーアの所にいくまでに上級職2つくらいしかマスターしていませんし、バランスは決して悪くないです。
個性がなくなるのは魔術師の塔などで熟練度上げをしまくったりクリア後のやりこみで全員使用できるじゅもんや特技がほぼ同じになるだけですので、やりこみと考えると個性がなくなるは言い過ぎな気がします。
ステータスはもちろんそれぞれ違うのでドラクエ3で全員賢者にするのとあまり変わらないような気がしますね。
リメイクによる改悪でつまらない?
私はスーパファミコン版(以下SFC版)、DS版、スマホ版を全てクリアしましたが、やはりSFC版の仲間モンスターシステムが改悪されたのはかなり痛いですね。
魔物使いという職業が魔物マスターという職業に名称が変わり、戦闘後にモンスターを仲間にできる機能が失われました。
強い特技を覚えるわけでもなく、レンジャーになるための職業に成り下がってしまいました。
この改悪はとても大きく、SFC版のみ使用できた「ランプの魔王」「キラーマシン2」「腐った死体」などの超強力なモンスターが使えなくなり遊びの幅は縮んでしまいました。
スライム格闘場があるためかリメイク版ではスライムのスカウトにより仲間にすることが可能になっています。256分の1を引いて仲間にしたモンスターのほうが愛着があります。
リメイクによる変更点はシステム面の強化ですね。上下の世界をルーラで移動できたりふくろの中から道具を使えたりします。
それと、テリーの強化(笑)です。スマホ版はわりと使えますが、ドランゴが強すぎて・・・。
ちなみにキャラクターや町の名前の変更は古参からすると少し萎えますね。
今更SFCやるっていうのも嫌だし、でも仲間モンスターいないのも嫌だなあと思って悩みますよね。安心してください。私もかなり悩みました。
キャラクターが魅力的すぎる
ドラクエ6の中で特に魅力的キャラクターの存在です。
さらに最も魅力的なのは「ハッサン」です。
ハッサンはストーリー序盤から仲間にでき、力がとても高く頼りになる兄貴です。強いのでパーティの先頭に立たせていた人も多いのではないでしょうか。
ドラクエ6はハッサンゲーといっても過言ではありません。
ハッサンあってこそのドラクエ6です。
ハッサンこそ正義!
ちょっとハッサンよりになりましたが、SFC時代のナンバリングにもかかわらずストーリー中の仲間とのやりとりのセリフが多く、絆が生まれているなあという気がします。
最新のナンバリングであるドラクエ11にも引けを取らない魅力です。
キャラ愛こそ正義
ドラクエ6では盗賊という職業があり、戦闘後に倒した敵からアイテムを盗んでくれます。パーティに盗賊が多いほど盗める確率も増えていきます。
そこで、種や木の実を盗みまくるのです。
そして推しキャラに全力投入!
はい、超強いバーバラができました。まだまだ成長できます。
このようにちょっと使いにくいキャラでも推しキャラであればかなり強化することができますね。これで不遇とは言わせない!という遊び方もできます。
じゅもんや特技は職業で全員ほぼ同じになるので自分だけの最強キャラを作りあげることができますね。
育てるキャラがはぐれメタルだったりすると最強すぎるキャラになります。
まとめ
ドラクエ6がつまらないと言われる理由として、旅も目的がハッキリしなかったり部分が確かに目立ちます。発売当初はネットが普及していなかった時代だったのでそれ以上に自由に探検して楽しんでもらいたいという開発からのメッセージだと思っています。
リアルタイムで遊んでいたので、「ハッサン強い」だとか「鎧の取り方わからない」言っていた記憶があります。攻略本やネットがなければかなり探すのに苦労するゲーム性ですが私には良い意味で直撃してましたし、たくさんヒントを探して隅々まで冒険したのでとても愛着があります。
ドラクエ6を本当に楽しみたいのであれば、攻略本を使わずに自力で探検することをオススメします。でもモンストル町だけは攻略方法を見た方が良いです。
それでは良いドラクエライフを!
何時間も世界中隅々まわってみると本当に愛着がわいてきます