失礼かもしれませんが、私は他の人より能力は高いと思っています。
というのも石井貴士著の「やってはいけない勉強法」という本を読んでから、凡人だと効率が悪いと言うことに気付かされました。
この本によると天才になってから努力を行うというのが主な趣旨で、自分では気づかなかった部分がたくさんあり驚愕しました。
今回はこの本で納得させられた部分を紹介していきたいと思います。
瞬間記憶が格段に効率が良い
瞬間記憶とは、瞬間的に記憶することです。読んで字の如くですね。
瞬間記憶をマスターする=天才になると言うことがこの本の趣旨として大体当てはまっているような気がします。
瞬間記憶では普段学校の先生などから言われているような書いて覚えなさいということと真逆な行動をします。
例えば英単語を手で書いてしまうと60秒で最速で英単語10個しか覚えられません。ところが目視による瞬間記憶では60個の英単語を覚えることが可能です。
著者が言うには時間はかかりますが瞬間記憶をマスターすることで爆速で教科書や参考書の内容を覚えていくというものでした。
瞬間記憶をマスターすることで、後の勉強の効率がとても上がるためたくさんの参考書の内容を頭にたたきこむことができ、逆にテストで参考書にない問題がでるほうが珍しいと思うということです。
参考書にない問題がでるほうが珍しいということは、参考書にある問題を全て解けるということでほぼ満点に近い感じでテスト内容を網羅していることになります。
通信教育だけに頼らない
世の中には進研ゼミやZ会などの通信教育があります。
しかし、塾に通わず通信教育のみに頼るのは非効率だと著者は述べています。
塾でしっかり先生をつけることが大事で、先生はテスト勉強のエキスパートです。テスト勉強のエキスパートに勉強を教わることで出題の傾向など一瞬に知ることができます。
逆に先生をつけない場合、傾向などを知ることができないために非効率ということになります。
そのため、高学歴でお金のある家庭の子は学業に投資しやすく、子供が高学歴になる傾向があるそうです。
私個人の意見ですが、一般家庭の子が1000の努力が必要なところを200の努力でいけるという形になるのではないでしょうか。
ちなみに私は親は高学歴でもないし塾にも通ったことがありませんので非常に非効率だったと思います。
小論文などの作文については自己流だと伸びず、添削は必須であるために通信教育はとても有効とのことです。
記憶方法について
覚えよう覚えようと必死に暗記したのにもかかわらず、テスト時に思い出せずがっかりした経験はありませんか?
この本には全く逆のことが書かれており、忘れようとして失敗して覚えているということでした。
文言を覚えるより忘れるほうが非常に難しく、忘れようとしたほうが気持ち的には楽ですよね。でも、テスト直前に忘れようとするのも非効率ですので余裕をもって日頃から勉強しておくことが大切です。
テスト直前に有効な記憶方法についてはこちら
この本による記憶は上記記事の連想記憶術とは全く逆のもので反復を繰り返して素早く脳から取り出せるというものです。
そのために1発で全て記憶するのではなく、3回以上繰り返して脳に定着させることが有効です。
連想記憶に有効なのは古文のように同じ単語で複数の意味を持っていたり、歴史の年号を覚えるのには適しているといいます。
勉強の本質について
勉強はよくわからないものを解るものに昇華させることだそうです。
すぐ理解できるものから全くみたことがないまでのパターンを4つに色分けし、全てをすぐ理解できるものにする行為が勉強とありました。
たしかにすべてのものを理解しているとテストは好成績を残すことができますね。
まとめ
本書で伝えたいことは、勉強をするための準備をしっかりと行って回転率を上げることを目的としています。回転率を上げることにより短時間で大量に効率的な学習をすることを重要視しているのだと思います。
勉強効率を最大限まで上げて、多数の参考書を網羅することで見たことがない問題を極限まで減らし好成績を得るという仕組みを理解することができました。
『自分は凡人だから天才にはなれない』
と思っている人も実践すると天才にはなれるようでしたので気になった方は是非チャレンジしてみてください。
一方的な視点からしか見えていなかったことを実感させられる1冊でした。これから勉強を頑張りたい人にとてもオススメな本です。
マンガ版もあるみたいです。