沈黙のWebマーケティングという本を読んだ感想を書いてみようかと思います。
SEOやコンテンツの本質を解りやすく解説しており、ためになった部分がとても多いです。
どのようにすると読まれるサイトになるのかを詳しく解説しており、ブログ運営にもかなり応用できるのでブログやWebサイトを持っている方は是非読んでおいたほうが良い本だと思います。
私が読んだのはアップデート・エディションで、ディレクターズ・エディションもあります。
アップデート・エディションのKindle版は半額程度で入手可能です。
(紙媒体のほうが読みやすいです)
漫画風のストーリー+解説で読みやすい
漫画風と言われてもピンとこないと思うので説明しますと、吹き出しでの会話のことです。
このブログは筆者がてきとうに書いてる
のように吹き出しの会話形式でストーリーが進行していきます。
パソコンから熱を放出するなどのぶっとんだ設定もありますが、漫画風としての演出として楽しむことができます。
各章の漫画風のストーリーの後に、漫画風ストーリーの解説が記されているためさらに理解を深めることができます。
SEOペナルティの話題である程度知識が必要
序盤にSEOペナルティのお話でGoogle Search Consoleの使い方がでてきます。
この本の読者はある程度ブログやWebサイトの管理をしている前提で書かれているためある程度の予備知識が必要になります。
そのために最低でもGoogle Search Console と Google Anarlyticsの知識を得てから読む必要があると思います。
おしゃれなデザインより安心感があるデザイン
デザインに凝り過ぎたサイトと、安心感があるサイトではどちらのほうで購入したいかと問う場面がありました。
デザインに凝り過ぎているサイトでは購入のハードルが高くなってしまい、逆に商品説明などがしっかりされているサイトでは欲しい情報により安心でき購入しやすいと思えます。
なるほどなと思いました。飲食店で料理を注文するときお高く留まっている女性より、食堂のおばちゃんがメニューなど聞かなくても教えてくれるような安心さみたいなものだと妙に納得してしまいました。
セールスレターで読者の心を魅了する
作中で主人公が書くセールスレターがとても心に響くものでした。
心に響いて全文読んでしまうような文章術で、たしかにこのサイトで商品を買ってみたいと思わせられる文章でした。
心のこもった文章は読んてくれた人を魅了します。私も読者様を魅了できるような記事を書けるようになりたいです。
弱みを強みに変換
SWOT分析(Strength【強み】 Weakness【弱み】 Opportunity【機会】 Threat【脅威】)で重要なのは弱みと脅威を表面化し、ありのままの自分を表現できるという着眼点です。
作中に具体例が書いているのですが、弱みは強みに変換できます。
弱みをみせることで自分だけの特徴を前面に押し出すことができることを学ぶことができました。
欲求に応じたコンテンツの作成
たくさんの人が共感しやすい「コミュニケーションのきっかけになるコンテンツ」を作るのが重要とのことです。
作中の例のように確かにみんなが知っているようなキャラクターと掛け合わせると共通認識が生まれコミュニケーションを取りやすくなります。
共感し拡散してもらえるようなコンテンツを目指すとたしかに人が集まりやすいと思いました。
SNS活用方法について
なんとこの本はSNSの活用方法まで説明してくれています。
Twitterは匿名性で他人からどう思われるか気にする日本人向けのツールであるとなるほどなるほど。
SNSで大事なのはコミュニケーションで大半のユーザーは自分が書いた文を読んで欲しい。そのためには相手の文を読んであげる必要がある。
私が学んでいるSNS活用術に凄く近いものが感じられます。SNSについての内容は私にとってかなり参考になりました。
サーバー強化について
サーバーの同時接続によりエラーの問題についても記載されていました。
しかし、サーバーにアクセス不能になるほどアクセスを得るのが難しい現状なので、絶対に何万も同時アクセスするようなサイトにすると決心している人向けの内容です。
私のブログも503エラーなるくらい人がこないかなぁ。
まとめ
沈黙のWebマーケティングを読んでみて、まずGoogle向けのSEO対策の本ではないと思いました。
検索サイトの表示順には触れていましたが、検索キーワードや内部リンクなどのSEOには一切触れていないような感じでした。
どちらかというと読者に共感してもらえるようなサイトの内容を作成し、自然な被リンクを獲得するのを目的とした内容だと思います。
安心できるWebデザインやライティング技術、拡散方法などを学べる素晴らしい本でした。
ライティングの知識の他に、拡散方法を学ぶことができます。